トルコの中小企業振興に係る業務

  ユニコインターナショナル株式会社から、JICA発注の「トルコ国中小企業振興に係る情報収集・調査」に関し、「生産管理・カイゼン指導」及び「財務・会計管理」の分野について業務委託を受け、本年4月から実施しています。
 世界的なコロナ感染拡大の影響で、現在まで業務はオンラインに限定されていますが、現地小零細企業を対象にセミナーの企画・実施、企業訪問調査を行っています。
 11月1日から12日にかけて「経営改善のための個別診断」を実施しました。また11月8日にはJICAとKOSGEB(トルコ中小企業開発機構)の共催による「Covid-19 の影響を受けたトルコの小零細企業向けオンライン ケーススタディ・ワークショップ」において、弊社の玉田と向山が講師を務めました。
 このほどJICAのホームページに業務の概要が掲載されました。
http://www.jica.go.jp
https://www.jica.go.jp/faq/08_01.html#a02

(2021年11月)

新型コロナウイルス感染症の世界的拡大下での業務

 トラスパイアの業務も、感染の世界的拡大の影響を受けています。

 国内では、ソフト開発会社や食品検査システムの会社等IT関連企業トップの方から経営課題について、ご相談をお受けしています。移動や人との接触に自粛が求められる中、直接顔を合わせて話し合う機会が減っていますが、メンター役として、よくお話を聴き、経営者の方々が自信をもって事業を進めることができるようサポートすることを心がけています。

海外での業務も、渡航制限による影響を被っています。
  2019年5月から「JICAアジア地域日本センタープロジェクト(ビジネスコース実施)」に参画し、人材育成事業に携わっています。業務は現地センターでの講義(経営戦略、ビジネスプラン、コンサルティングリーダー育成、生産管理、SCM、マーケティング、簿記、財務管理)と、食品製造加工業者等への経営上の助言ですが、2020年3月以降、全業務をオンラインに切り替えて実施しています。

 JICAのパレスチナ産業振興プロジェクトに第1期(2017年~2020年)、第2期(2020年~2022年)を通し、参画しています。カウンターパートであるパレスチナ国民経済省と共に、現地商工会議所職員、現地コンサルタントを対象に中小企業の産業振興を支えるコンサルタントの育成に尽力してきました。第2期では、企業への直接訪問や助言に注力する予定でしたが、現地への渡航が限られてしまい、国内からのオンラインによる支援に転換しています。

 また、2021年2月から約1年間の予定で実施中の「トルコ国中小企業振興に係る情報収集、確認調査」では生産管理・カイゼン指導、財務・会計管理の業務を担当しています。セミナーやワークショップを企画・実施、企業訪問による企業個別相談やコンサルタント育成を行う予定でしたが、渡航が実現せず、オンラインによる業務に限られています。

  唯一「スーダン国輸出振興体制に係る情報収集・確認調査」(2021年2月~8月のプロジェクト)で現地への渡航が許可され、業務を遂行することができました。首都および地方都市にて現地企業十数社を訪問し、生産品の輸出可能性を調査検討し、在スーダン日本国大使、JICAスーダン所長、貿易省次官補、産業省高官、スーダン全国商業会議所の幹部、カウンターパートであるSTP (スーダントレードポイント)へ報告しました。同国の輸出振興政策策定の礎となる提案が作成できました。
                                  (2021年9月)

アソシエイツ企業との協業

 トラスパイアは2018年からM’sコンサルティング株式会社とアソシエイツ関係を結び、協業を進めています。現在同社は、主にJICAの人材育成事業である日本センタープロジェクトにトラスパイアの アソシエイツとして参画し、マーケティングとコンサルティングリーダー育成を担当しています。
優れた資料作成とコミュニケーション能力は、プロジェクト運営者、現地担当者、受講者から高い 評価を受けています。
                               (2021年9月)