私は、独立行政法人国際協力機構(JICA)から要請を受け、2006年から約2年間、同機構の「ウズベキスタン日本人材開発センター」のビジネスプログラムに携わっている。業務内容は、ビジネスコースでの経営に関する講義、同国中小企業に対するビジネスコンサルティングである。ビジネスコースの受講者は、起業家、中小企業経営者、中間管理職と幅広い。コースの受講者も、中小企業の経営者も意識が高く、熱心で圧倒される。
私は戦略的経営と生産・品質管理を中心にすえた日本的経営概念を広く浸透させ、同国産業の発展の一助となるべく力を注いできた。受講者から熱心な質問を浴びたり、コース終了生から昇進の報が届いたり、またアドバイスをした企業から更なる相談を受けたり、とまさにコンサルタント冥利に尽きる経験をさせてもらっている。
このほど、2006年1月から半年間、一人の女性管理職に、同センターのコースで研修を受けさせた企業が「おかげさまで、その後大きく発展した」とウズベキスタン‐日本センターに対して感謝の意を表してくれた。関係者一同、大いに報われたことである。私も微力ながらお役に立てたようで、これほど嬉しいことはない。これを励みに、業務内容を一層充実させるよう、心がける所存である。
コンサルタントは黒子である。表立って褒めてもらえることはない。今回、このようなストレートなお褒めをいただいたことが私にはたいそう嬉しく、同社からの書状をHPに載せることにした。もちろん、この感謝状のおかげで、「わが社も、福山さんに診ていただきたい」とご指名くださる方がいらっしゃれば、との思いもあるのだが・・ BETAからの感謝状(PDF)