サウジアラビア中小企業支援プログラム日本研修

 (一財)日本国際協力センターより、「サウジアラビア王国における産業人材育成に係る諸活動」への業務支援の要請を受け、同国産業・鉱物資源省をカウンターパートとして、支援を行っています。今回の訪日研修に関しましては、サウジアラビアへ出張し、同省へ内容を説明、了解を得ました。 
 2024年9月には「諸活動」の一環としての「中小企業経営支援研修」に対して協力の要請を受け、各種製造業の管理職対象の日本研修に関与しました。研修のトピックはトヨタ式経営、トヨタ生産システム および日本式経営・カイゼンとし、講義実施と講義で紹介した事例の現場視察を実施しました。研修団全員に知見習得の機会を生かさんとする真摯で礼儀正しい学習態度が見られ、得た知見を自国での業務改善の実践へと繋げることができるものと確信しました。
 トヨタエンジニアリング株式会社様、株式会社タナカテック様、パナソニックエコテクノロジーセンター株式会社様、株式会社ナベヤ様には、訪問をご快諾いただき、社内でのブリーフィングおよび業務現場見学にも多大なご協力をいただきました。深謝申し上げます。
 なお、本件は、経済産業省資源エネルギー庁から交付された補助金に基づき実施する「サウジアラビア王国における産業人材育成に係る諸活動」に係る業務であり、同国中小企業の産業人材育成、同国との関係強化、ひいては我が国のエネルギー安定供給の確保にも資するものです。

ウズベキスタン食品関連企業訪日研修

  9月中旬、JICAウズベキスタン日本センターの募集型本邦研修プログラムに日本型経営を学び企業運営に活かしたいと応募した食品関連企業経営者や管理職10名が12日間の研修に来日しました。弊社は日本型経営に関する講義、食品見本市(FOODEX JAPAN in Kansai)視察、食品関連企業訪問、ビジネス交流会への参加を支援しました。
 一行は、訪問先企業でセミナーや生産現場視察の機会を頂き、日本型経営、生産設備や製品の品質、従業員の意識や作業効率に瞠目、直面する課題の解決につながる見聞を得ました。また日本製品の品質優位性と価格設定、メンテナンス体制、製品の輸送体制等の調整などの課題について、将来の取引を想定した活発な意見交換がなされました。
 企業訪問研修につきましては、次に記載の会社様からご快諾を頂きました。その上、代表者や管理職の方々から講義を頂き、工場・生産設備の視察にもご高配を賜りました。深く感謝申し上げます。
オークラ輸送機株式会社様、大和製衡株式会社様、すかいらーくホールディングス様、味の素冷凍食品株式会社様、株式会社物語コーポレーション様。

くもん出版のドリルをウズベキスタンで出版

ウズベキスタンの出版社Sakura Books Ltd.から、くもんのドリルを同国で現地語にて出版したいが 可能か、との照会を受けました。くもん出版に問い合わせたところ、前向きなご回答を頂きました。株式会社くもん出版、Sakura Books Ltd.、株式会社トラスパイアとの三者間で2024年7月から有効期間5年間の契約を締結しました。Sakura Booksがドリルブック4種類をウズベク語で出版することに合意する旨、および、弊社をくもん出版の代理店とする旨が記載されています。
 Sakura Books は主に未就学児童を対象にした「迷路」、「アルファベット」、「かず」、「もじ」といった基本的なドリルから出版をスタートし、徐々にドリルのタイトル数や出版規模の拡大を図りたいとのことです。目下、英語圏で出版されている英語版テキストのウズベキ語訳に取り組んでいます。

ウズベキスタン国営銀行日本研修

ウズベキスタン国営銀行Xalq Bank、民間銀行Trast Bank、及びXalq Bank出資の保険代理店から訪日研修団を受け入れました。JICAウズベキスタンセンター、 株式会社リロエクセルのご協力を得て実施、団員一行から、研修訪問先の選定や研修の内容について高い評価をいただきました。

関西文化学術研究都市推進機構(けいはんな)、大阪産業局、大阪商工会議所、トヨタファイナンシャルサービス、市中銀行本店、日本政策金融公庫、JICA、NTTデータ、マイクロファイナンス事業展開会社等へ訪問し、日本での地域活性化推進事業の事例、中小企業支援政策や事例、銀行業務のカイゼン手法等を学び貴重な見聞を得ることができました。

Xalq Bank: http://xb.uz/en
Trast Bank: https://trustbank.uz/en/about/

(2024年5月)

 

 

ウズベキスタン製菓最大手の訪日研修

昨年12月、ウズベキスタン菓子製造販売業者最大手のSafia社https://safiabakery.uz/enからオーナー以下20名の訪日研修団を受け入れました。JICAウズベキスタンセンターのご協力を得て実施、団員一行から、研修訪問先の選定や研修の内容について高い評価をいただきました。
菓子製造販売会社やトヨタカイゼンセミナー実施会社、製菓機械製造会社から、セミナー開催や工場・店舗見学をご快諾いただき、一行は菓子販売方法、職場及び工場へのカイゼン導入などについて貴重な見聞を得たようです。既に訪問先一社と具体的商談に進んでいます。
また、開催中のFood Tech Japan 2023を視察してロボットやAI技術に触れ、訪れたブースでは今後の業務に進展する商談も交わされました。

(2024年1月 )

UNIDOのアセスメント業務実施

UNIDO (国際連合工業開発機関)の実施する「ガーナにおける農産物および農産物加工セクターの アセスメント」業務に来年5月までの期間従事します。
ガーナでは政府の農産物および食品加工担当部署を通し、現場でのカイゼン導入の努力がされていますが、成果は限定的で、UNIDO に対し更なる支援が要請され、弊社が業務の一部を実施することに なりました。持続可能なアグリビジネスを普及するために我が国のカイゼン手法を広める業務で、 第1回現地調査を実施しました。
担当部署や現場組織にカイゼンの講義をし、中小零細企業を訪れて製造過程におけるカイゼンの導入状況を調査し、アドバイスをしていきます。
UNIDO (1)UNIDO(3)UNIDO(2)(2023年7月)

EBRDのキルギスリサイクル業者代表団日本研修実施

EBRD(欧州復興開発銀行)キルギス事務所の企画による同国リサイクル業者代表の訪日研修を実施しました。N-EXPO視察と出展企業とのミーティング、リサイクル業者訪問、リサイクル店舗訪問を通し、実際の業務を見聞してもらう機会を設けました。
また、日本容器包装リサイクル協会、JICAご担当部署、横浜市ごみ焼却施設に訪問を打診したところ、ご快諾のうえ、セミナーや資料のご準備もいただきました。一行にとって貴重な経験になりました。
訪日研修を機に、参加企業と日本の同業者とのマッチング計画も進んでいるようです。N-EXPO2023
(N-EXPOでの商談)
(2023年5月)

EBRD(欧州復興開発銀行) BDM業務

欧州復興開発銀行は中央アジアおよびモンゴルの繊維関連企業を、日本の同業界から新技術の
導入や輸出入の機会を得るために派遣し、トラスパイアは受け入れ対応をしました。

大阪で11月30日~12月3日開催のJIAM 2022 OSAKA (国際アパレル機器&繊維産業見本市)https://jiam-show.com/jaでは会場にEBRDブースを設け、綿糸やカシミヤ毛糸・製品を展示して、
訪問された内外の業者に対応したほか、他のブースを訪問しての縫製機械などのDX化、自動化、
ロボット化、及び生産管理の見学に同行しました。参加者一行は、JUKI https://www.juki.co.jp/
ブラザー工業https://www.brother.co.jp/、島精機https://www.shimaseiki.com/company/のブースで
優れた製品と技術に瞠目したようです。

東京では、アパレル業者など訪問し、日本市場への参画やビジネスマッチングの機会について
情報を得ました。株式会社三峰、日本ファッションアパレル協会、シタテル株式会社が訪問を
ご快諾くださり、貴重な情報をいただきました。

原宿や青山、表参道などの店舗やガレージセールを訪問し、商品陳列方法、顧客層や在庫処分に
ついて実際例を見聞しました。

また、途上国中小企業支援プログラム、EBRD Small Businessの中小企業産業アドバイザーの募集
説明会を開催しました。               (2022年12月)

現地業務再開

Covid-19パンデミックが世界的に落ち着く傾向がみられたことから、再び海外での業務が可能に
なりました。2年半余のオンライン業務に代わり、現地での対面業務を再開しています。

JICAの途上国支援人材育成事業として、キルギス、ウズベキスタン、ラオス、ミャンマーの
各日本センター・ビジネスコースで生産管理、ビジネスプラン、経営戦略、財務管理、
マーケティングを担当しています。

ウズベキスタンでは、日本センター業務の一環として、国営銀行のXalq Bank(People’s Bank)https://www.xalqbank.az/en/ にて、経営陣に対し戦略・成功要因、カイゼン導入について指導
しました。

キルギスでは菓子製造最大手Kulikovskiy https://kulikov.com/ に対し、工場での現場カイゼン
指導と社内研修、新工場建設へのアドバイスを行いました。(2022年10月)

業務提携

インターアクティブ株式会社様 https://www.inter-active.co.jp/と業務提携契約を結びました。
同社はロシア、ヨーロッパ、アジアを主な市場として、電子機械、理科学機械、産業機械・
設備、環境機器など産業の基礎製品を輸出する一方、チタンや食料原料を輸入しています。

トラスパイアは中央アジア周辺国・地域で培った現地企業との関係を生かし、同社の市場拡大を  
支援致します。                        (2022年7月)